燻製の作業工程、道具類などのマニュアルは、市販されている書籍ならびに様々なHPにおいて紹介されているので、私のページにおいては詳しくは記述しない。
燻製とは、塩と燻煙による保存食であると言うことが基本であり、制作者それぞれの嗜好品である(好みのスパイスを加えることによって)、と言うことが私の解釈である。そもそもスパイスにしても、秋に塩漬けされた肉類が冬を越し、徐々に気温が高くなって腐敗が始まった時点で、味、においを整えるために付け加えられたものだと考える。
燻製に限らず、ものづくり(クラフト)とは、ある程度の基本を遵守した上で、経験を積み重ねることにより確立されていく。机上論ではおしはかることの出来ない、食感、感触、嗅感、視覚、音感、生身の体が受け止める感覚を研ぎ澄ませていかねばならない。
そして、これには到達点、これで完ぺきという物はあり得ないだろう。
完成された、完璧な物を求めてもがく苦しみが、クラフトマン、ものづくりに携わる人間のサディスティックな快感なのかもしれない。