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日本の水鳥達は、鉛におびえている!!
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いま、その規制をいそがねばならない。
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水鳥は、湖沼や河川に散乱している鉛製散弾、釣り重りを小石と間違えて飲み込むと、鉛
は胃液により溶けだし吸収され、たちまち鉛中毒になります。鉛中毒は全身の臓器が侵され
激しい下痢、貧血、黄疸、呼吸困難さらには神経の麻痺をあらわし、死にいたる極めて
悲惨な病気であります。 私達は身近な諏訪湖、豊科町の犀川等で平成2年から8年の6ケ年間にハクチョウ類10例、
カモ類3例が鉛中毒により死亡したり、手術を受けました。この実例は、たまたまハクチョウ
を保護、観察している特定の場所と時期に知り得た数であり、弱った水鳥が茂みなどに
入り込みそこで死ぬ。そして肉食動物に始末されてしまい、死体が人目につかないことの多いことを想定すれば、実際の被害数は予想を越えた数になることとおもわれます。 全国的には、1989年と90年の春、北海道美唄市の宮島沼で2年間あわせてハクチョウ類 とマガンの132羽が相次いで鉛中毒で倒れた代表例等を考察すると、日本における鉛汚染は 深刻な問題であります。 日本でも1991年〜92年冬に環境庁が、カモ類について行った小規模な調査では、
37羽を捕獲し調べたところ、そのうち6羽(16,2%)のものが鉛製散弾を胃内に取り込んで おり、10,8%のものは肝臓内に汚染レベル以上の鉛の蓄積が認められました。
これは大変な汚染率であります。この 調査の結果、環境庁も鉛に対する何らかの規制が必要
であると認識したようでありますが、いまだに具体的な対策は発表されていません。
水鳥の多くは、食物を細かく歯がない代わりに、筋胃(俗称砂ぎも)の中で、砂や
小石(グリッドという)を取り込んでおり、胃液にまみえた食物が入ってくると、その
機械的な動きによって砕いたり、すりつぶし腸に送られ、消化する仕組みになっています。
イギリスは、1987年から鉛製釣り重りの規制を実施し、アメリカでは、1991年〜92年 冬の狩猟期から水鳥の狩猟には、鉛製散弾の使用一切が禁止されました。カナダ、デンマーク オランダ、ノルウエーなども規制が始まりました。
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